円安誘導と一時的株高の影響は

デフレからの脱却のためのインフレ誘導であるが、現実には輸入高か消費者物価はかなり上がっているとおもわれる。そのために日銀券の発行が増える、これを国債で買い入れると国債の値打ちが下がる。売却する人も増えるし、国債の購入は減る。また、国債の格付けも下がってしまう。財政再建にも影響することになる。

 また、年金の運用にも不安あり、今まで国債を中心であったものを、株式、投資信託などに移すと、景気が良い時はいいが、リーマンショックオイルショックのような世界同時株安が発生すれば、年金の減額や給付止も起こりうる。グローバル経済は危なさを含んでいる。世界大恐慌を忘れてはいけないのだ。